補修所と修了考査について

たしか、会計士の修了考査の体験記も書くとどこかに書いた気がしますが、受けたのが結構前で、補修所や修了考査を取り巻く環境も結構かわっていると聞くので、もう誰の参考にもならないかな、ということで合格体験記としては御蔵にしようと思っています(それをいったら会計士合格体験記もそうだろって気もしますが。)。
自分の記録のためにも、スーパーざっくりバージョンだけここに残しておこうと思います。
合格体験記というより、当時の日記みたいな感じですね。

修了考査を受けたとき、私は監査法人を退職し、非常勤で監査をやったりフリーで会計アドバイザリーとか財務DDのお手伝いなんかをやったりしながら司法試験の勉強をしていました。修了考査に受かった年に予備試験に受かったので、時期としては予備試験の短答の少し前ということになります。

補修所ですが、大学在学中に会計士試験に受かったのに、補修所に行かなさすぎて単位が全然足りず、必要な単位を取得して補修所を卒業するのに6年くらいかかってしまいました。数年ぶりに出た補修所の演習科目みたいなので、たしか補修期?ごとに席が決まっていて、私の期の人は当然私しかおらず、しかも見た目は若いので、私がそこに座ると「えっアイツそんなベテランなの?!」みたいな感じでざわついててめちゃくちゃ恥ずかしかったです。しかも今は知りませんが、当時は演習みたいなの以外、基本的にはeラーニングを金を払って受講するしか単位を補う方法がなく、めちゃくちゃお金がかかりました…在学中に会計士に受かった方はめんどくさがらずに補修所に行きましょう!!!

なお、わざわざ在学中合格に限定するのは、監査法人勤務の場合、補修所がある日は仕事を定時で上がらせてもらえるので、補修所に行くインセンティブがあるのと異なり、在学中に補修所に行くのは純粋に苦痛でしかないためです。

修了考査ですが、当時は試験が年明け早々でした。年末休みだけTACの対策講座の動画(DVDだっけ?)見る+過去問を3年分くらい解く、という勉強だけしました。本番は税務でみんなが正解した課税売上割合を間違えるわ、会計は半分くらい何を聞かれているかすら全然わからんやらでさすがにこれはヤバイんじゃないかと思いましたが、運よく合格できました。監査の問題が監査実務を経験していれば比較的簡単だったことと、当時は非監査法人勤務の方が比較的多かったことから相対的な点数が浮いたんじゃないかな、と思います。
あと、完全に司法試験モードになっており、修了考査はまあ最悪落ちてもいいか…とリラックスして臨んだことが結果的にはよかったのかもしれません。でも、振り返って考えると、あそこで受かっていなかったら修了考査の勉強を年末にのんびりできるタイミングは二度となかったですね。本当に受かってよかった…