司法試験・予備試験合格体験記簡易版

法律と全然関係ない大学院に通いながら、わけあって法律の勉強がしたくなり、LECの入門講座を受講。

勉強8か月程度で予備試験初受験 短答合格、論文不合格(200位くらい) 不合格は悔しかったが、目標順位には達していたので、複雑な気分でした。

その後、フルタイム勤務を始める。ほぼ完全無勉で受けた予備試験短答に運よく合格するも、結局殆んど勉強せずに、試験前と試験日に無理やり有休をとって一夜づけし、論文を受ける。案の定敗退(700位くらい)。自分には、労働者をやりながら勉強するというのは無理だと悟る。仕事だけなら大したことないのだが、仕事のストレスから遊んでしまうのだ。ずっと続けている趣味も現在に至るまでやめたことがないし、私には勉強と仕事だけの生活はとても無理なのだ。それと同時に、こんなゴミみたいな答案ばかり書いても700位なのか、と驚き、フリーに転向してちゃんと勉強すれば合格する、と確信する。

短答数か月前に退職し、ほそぼそとフリーで仕事をしながら、ほぼ勉強に専念。伊藤塾や辰巳の答練等を受講しました。短答を難なく突破し、論文もさくっと合格。しかし、まさかの口述不合格。さすがにこれは萎えました…口述を絶対になめてはいけません。普通に落ちます。

勉強法は変えず翌年受験し、論文合格、そして万全の口述対策(論文より勉強したかも知れません笑)をしてついに口述合格。嬉しかったです。

司法試験も、特に勉強法を変えず受験。結局答練は受講せず、TKCの模試を受けたのと、辰巳の模試を買って家で解きました。あと、伊藤塾の倒産法入門講座と、辰巳やアガルートのヤマ当て的な講座を受講しました。結果、無事一発で合格。ただし、結構順位は下がりました…おそらく、司法試験と予備試験では対策を少しかえた方がいいです。

今思うと、おそらく、最初の予備試験の時点で、運が良ければ司法試験まで合格するだけの法的知識はあったと思います。それ以降の勉強は、運が悪かろうがなんだろうが合格するための、どちらかというとテクニックや思考力を磨くものであったということです。このことから、司法試験に受かるためには8か月くらい(論文までだと11カ月くらい)で身につけることができる程度の知識量で充分であると考えています。